Category:世間ばなし
集中力を高めたいというきっかけから、毎朝10分間瞑想をしています。
また、1〜2ヶ月に1回日曜日の早朝にお寺にいき、
暁天参禅(早朝座禅)をしに行きます。
先日参禅してきました。
朝の5時半ごろ、まだ暗い中でお堂の大きい扉を開けて、受付のある場所へ。
扉の少し重めの引き戸を開け、中に入った瞬間、禅堂の雰囲気が体に入っていきます。
天井が高く、太い柱があり、冷たい空気が流れていて、
長年染み付いたお線香の柔らかな香りが鼻腔をくすぐります。
硬い板が敷き詰められた、床を歩いて入っていきます。
入った瞬間から身が引き締まる、とても厳かな雰囲気です。
そして、通称「百間廊下」呼ばれると長い廊下を通り、禅堂へ。
これから、自分と向き合い座禅を組むという気持ちにさせてくれます。
参加者がいっせいに壁と向き合い、足を組み、
調身(体を整え)調息(呼吸を整え)調心(心を整える)しながら座禅を40分ほどします。
その雰囲気に呑まれながら、カラダを整えてくれる場所と認識しているので、
繰り返しお寺へ訪れています。
私は、その場の雰囲気というものはとても大事だと考えます。
場の雰囲気によって、人の感じ方や記憶の残り方が全然違う。
雰囲気ってなんでしょう?
見た目、匂い、触った感じ、音、味など五感だけでなく、
不思議とそれ以上のものがあるのではないでしょうか。
あなたは雰囲気に呑まれる事ありますか?
例えば、ディズニーランドは、見るもの、そこに流れる音楽、という要素だけでなく、
来ている人々みんなが楽しそうにしていて、
それにつられて楽しくなってしまう雰囲気がありますね。
人気のあるラーメン屋さんであれば、並んでいる時からお客さん達が、
美味しいラーメン早く食べたいという雰囲気と、お店の中の匂いであったり、
おいしく食べているお客さんであったりと雰囲気がありますね。
とても心地よいリラクゼーションサロンであれば、
そこに流れる曲であったり、香り、そこにいる心地よさは、
マッサージの質だけではない雰囲気がありますよね。
場所だけではありません。
セミナーで、登壇者の方が話しがうまく、
会場の人たちを振り向かせその場の雰囲気を盛り上げる。
初めての人と会って色々と話をして、
その方の雰囲気が良ければ、また会いたいなと思いますね。
自然と五感をフルに使って感じてしまう、
その場の雰囲気は、記憶に残りやすく、
居心地がいいと思えばまた来たい、また会いたいと思いますよね。
インターネットのデジタルの画面だけでは感じることのできない雰囲気。
大切にしていきたいものです。
参禅の日は、その場の雰囲気を体に染み込ませながら、
調心(心を整える)できたなと満足して帰宅しました。
また、来月行きたいと思います。
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