Category:印刷のこと
気になると止まらなくなることがいくつかあります。
その中の一つ、紙の端っこギリギリレイアウト位置です。
印刷屋の宿命です。
よくあるのが、作られてきたデータを確認すると
紙の端っこから文字や罫線が配置されているのが、ギリギリということがよくあります。
端っこから1ミリ〜2ミリぐらいのことも多々。
なぜ気になるかというと理由は2つあります。
【理由1】
印刷の時は必ず一回り大きい紙に印刷して、
そのあと機械で断裁をするのですが、
紙の伸び縮みや人の手が必ず加わる事で、ズレることもあります。
もともと2ミリぐらい間があいていたものが、
1ミリになってしまいおかしく見えてしまう場合があるため。
【理由2】
ギリギリなレイアウトだと端からゆとりがないため、
デザイン的にも窮屈なイメージになるため。
特に名刺やショップカードやはがき、また封筒など特に目立ってきます。
アキがないと印象が落ち着かなくなり、丁寧さや信頼感が失われていきます。
ご自身で、エクセルやパワーポイントで作って、
そのまま印刷して欲しいという方は特に注意が必要です。
元々が印刷用のソフトではないため、
画面上での見た目だけで判断するしかない場合もあり、
ぎりぎりの場合も多いのです。
お客様が急いでいる場合も多く、
PDFのため私たちで修正のしようがなく、
やむおえず95%ぐらい縮小して配置する事もあります。
今までに苦い経験も多々あるので、特に気にしてしまうのです。
最近は、スマホでホームページを見たりすると
文字や画像のところがガタガタしていて、
おかしい場合も多いのですが、
皆さんそれに慣れてきてしまっていて気にならないのかもしれません。
印刷屋の私が気にしすぎなだけで、
一般の人たちは言われなければ「なんとも思わない」「気がつかない」
なんてこともありますが、
端からの距離、レイアウトのバランスは気をつけていきたいものです。
名刺サイズであれば、周りから最低でも3ミリのアキは欲しいですね。
はがきであれば、周りから最低でも4ミリのアキは欲しい。
封筒であれば、周りからのアキは8ミリぐらい、A4サイズであれば10ミリなど。
もしご自身で何か作ろうと思ったら、
紙の端からのアキを確保することを思い出して頂けるとうれしいです。
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