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Category印刷のこと

地動説の裏に印刷あり!

27 Feb,2019

先週は、小惑星探査機「はやぶさ2」が
小惑星リュウグウへの着陸を成功させて
ニュースを賑わせましたね。
こういった、日本人が成功させる話題は
やはり嬉しくなりますよね。


少し前、空気が冷たい休日の午前中、
印刷博物館に行きました。


印刷博物館は、凸版印刷株式会社が運営していて、
印刷の歴史を優しく学べるところです。
私のお目あては、「天文学と印刷」という展示会です。


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天文学と言うと堅苦しくてピンとこないですが、
やはり男なのか、宇宙へのロマンというか
本業の印刷との組み合わせということで、
興味が湧き、行ってきました。


展示の内容を大雑把にいうと
発明された活版印刷が15世紀から16世紀ごろに、
天文学の発展も後押ししてた
という事が当時の書籍が展示され、紹介されていました。


印刷は、ルネサンスの3大発明のひとつです。
印刷、火薬、羅針盤。
ご存知ですか?


展示されている中で、
一番初めに興味を持ったキーワードが、
星の研究をしながら印刷所を持っていた
“学匠印刷家”という人がいたということ。


稼ぐためには、二足のわらじなのかーと
思いながら展示を読んでいくと、全然違いました。
自分の研究した天文学を発信していくために
印刷所をもっていたという事です。
その印刷所には、教養のある人々、学者、大学教授などが集まって、
あれやこれやを議論する場にもなっていたらしいです。


今でいうと仲間で
あーだのこーだの話して、
研究記録をブログなどのSNS発信している
ということですね。


次に興味をもったのは、
コペルニクス。
だれでも、一度はこの人の名前を
耳にしたことがあるのではないでしょうか。


それまで、空が動く天動説が
当たり前とされていた時代に、
地球は太陽の周りを回っていると地動説を唱えた人物ですね。
30年間この説を研究し、暖めていたそうです。


それをお弟子さんが本にするべきだと
コペルニクスを説き伏せ、ニュルンベルグにある印刷所に
持ち込んだらしいのです。
コペルニクスが住んでいるのは、ポーランド。
印刷所があるのは、ドイツのニュルンベルグ。
なんとその距離、800Km。
日本で例えると東京から北海道に発注の距離。


この印刷物に影響を受けて
後々地動説をさらに推し進めていくことになります。
様々な人が出てくるのですが、
ヨハネス・ケプラー、ガリレオ・ガリレイ、ルネ・デカルト、
アイザック・ニュートン。


印刷がこんなにも
天文学の発展の歴史の裏側にある
と改めて知りました。
もちろん天文学のみならず、
地理学、生物学と様々な学問の発展には、
印刷が必ずあります。
その発展の恩恵を我々は受けていますよね。


今の時代の印刷が伝える力、
発信する力をどう生かしていくかを考えつつ、
お客樣の役に立つ仕事ができればと改めて思います。

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