若い頃からずっと視力は1.5でした。
視力だけには自信があったのですが、
ここ一年ぐらいで急に本が読みづらくなってきました。
あれ?おかしいなと思ったら最後。
本を読むのに顔から50センチ以上離さないと見えない。読めない。
お客様と名刺の交換をする時も、気になるようになりました。
お客様のメルアドを念のため確認しようと思っても、
あれボヤけてわからない。なので、その場では後で確認しますなんて言いながら終わる。
あきらかに老眼です。
印刷屋をしているからには、文字と向き合うのはあたりまえ。
見えなきゃ話になりません。
以前から目が悪くなったらかけようと決めていたメガネがありました。
イメージは、ウィストンチャーチルがかけていた丸メガネです。
老眼鏡をかけた見た目が、明治から昭和初期の人になりましたが、気に入っています。
今まで印刷の仕事をしてきて、
正直、よーく小さいものが見えていた時は、
名刺のデザイン相談を受けている時でも
フォントサイズは、シンプルで小さい方がカッコよく見えると断言していました。
なぜか。
ホワイトスペース(余白)が多いとゆとりが出るためと、
きちんとレイアウトしないと整わないので、
すごく気を使うこだわった名刺ができるからです。
我々がよくオススメしているフォントサイズは、
氏名が20級〜22級(14pt〜15.5pt)
住所電話番号メールアドレスは、9級〜10級(6.5pt〜7pt)
です。
(もちろんデザインやご希望によって変わってきますが)
デザインによりますが連絡先などのフォントサイズは、かなり小さくてもいいぐらいに思っていました。
しかし、ここ数ヶ月老眼鏡を使うようになって、
考え方を少し改めています。
デザイン上、小さいフォントを使うことはオススメしますが、
渡す相手がどんな方が多いかをまず考えてもらった方がいいと。
もし、45歳以上の方に名刺を渡す機会が多いのであれば、
気持ち一つ大きいフォントを使って名刺を作る方がいいかもしれません。
または、携帯番号とメールアドレアスだけは大きくするという配慮をしてもいいかもしれません。
仮にあなたが、店舗を経営していて、その顧客の年齢層が、少々高めなのであれば、ショップカードやポイントカードまたは送るDMなどさらに言えば店舗のメニューなども
フォントサイズの配慮をしてもいいかもしれません。
渡す相手のことを考えながら、
やさしさのある名刺、印刷物を作るといいのではと考えています。
あなたの名刺は自分勝手になってないですか?
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