Category:印刷のこと
興味があるものに触りたくなる癖があります。
たとえば洋服屋さんにいくと、何となく触っている。
いいなと思う柄のシャツがあった時、見えた時、
ススッとさわってどんな素材なのかと確かめます。
それは、素肌に対して心地よいのかどうかなどをついつい確認しています。
水族館で、ふれあいコーナーなどあったら、そこにいるヒトデは触ります。
がばっと握らないにせよ、指で押して、硬いのかやわらかいかを確かめます。
家具屋さんでは、店の中を歩き回っているとき、
触ることができるモノは多分全部触っているかも。
木の素材、ぬくもり、布の柔らかさかたさ、皮の感触を確かめています。
特に合板ではない木は、手のひらで感じています。
パン屋さんで美味しそうなフランスパンがあったら、摘まんで
どんだけ硬いのかを確かめたい衝動に駆られます。(それはやりませんが)
そして、印刷屋の職業柄、特に、紙はついつい触り、撫でてしまいます。
本やノート、パンフレット、カタログや、名刺、ショップカード、など製品となった紙には、ツルツル、ザラザラ、しっとり、ヌメ、ゴツゴツ、すべすべ、サラサラ、凸凹と触り心地があります。
触った時に何となく感じて思う事。
紙の値段が何となくわかるので、
お金かかっているかかっていないがわかります。
このカタログはお金かけている。かけていない。
この名刺はお金かけている。かけていない。
お金かけているが良いと考えているのではありません。
お金かけている=こだわって作っている
と考えています。
その作った人(注文した人)がこだわっている人なんだろうなーとイメージしています。
例えば名刺にこだわっている営業さんがいて
こだわっている人に頼みたいか頼みたくないかといったら
あなたはどちらでしょう?
ところで、
デジタル化の波にさらされている中で、
紙を触った感覚 触覚は脳科学的にも有効だと
大手広告代理店の研究で言われているそうです。
人間の脳が紙媒体を使った広告とデジタル媒体を使った広告では、違った処理をするのです。
デジタル媒体は、良い点がたくさんあります。
動画、音声、閲覧者の興味関心、履歴を効率的に調べることができる。
紙の場合は、手で触れるという長所を生かして、感情に訴えることができます。
例えば触感に配慮したDM。
厚紙にしたり、変形にしたり、凸凹にしたり、ざらつきを持たせたりして、メッセージを訴えたり、ブランドイメージを植えつけたりする事ができますよね。
触感は記憶に残りやすいものです。
触るという行為、私自身では癖だと思いこんでいますが、
多かれ少なかれ人間であれば当然にあるのかもしれません。
あなたは何か癖がありますか?
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